まだやれる その先のさき

11月に入っても、あいかわらずばたばたした日々が続いています。おしごとばかりしていて、たまにうぐぐ、となる時もあるけど、今のところはなんとか日々をすごしています。

今の会社に入って半年が経ったけど、なんか4月がものすごく昔のことのように思える。2−3年経っちゃったんじゃないかってくらいに。このしごとを始める前にいろいろ考えていたこともあったけど、考えることも、考え方も、ずいぶんいろんなことが変わったなー。それがいいのか悪いのかはわからないけれど。

日々のルーティンに慣れるということは、日常がスムーズに流れていくことである半面、いろんなことが当たり前になっていくっていうことでもある。今はあまりいろんなことを考える余裕がないのが正直なところだけど、自分の中のバランスとか、判断基準みたいなものは、見失わないようにしなくちゃな、と常に思っています。そのためにわたしはこうしてあてもなくつらつら綴るのだ、たぶん。


11月からブランドをまるまる担当することになって、PRやらプレスやら勝手のわからぬ仕事に日々あたふたしている。今までの会社ではありえない任され方だけど、どうやらこの会社ではフツウのことらしい。すげえな、29歳の経験浅い女子に、ブランドマーケティングをまるまる任せちゃうんだもんな。おかげで胃が痛い日々です。

そんなこんなで、今のところはもう毎日あふあふしながらなんとか仕事をこなしていて、あんまりいろんなことを考えてられていない気がする。ドイツ時代は一度立ち止まって考えながら進められていたこと、自分の中で一度かみ砕いて進んでいたことが、最近は内省も熟考もする余裕のないまま、ただただ日々やるべきことを片っ端からできるだけミスが少ないように進めていくのに精いっぱいで、そのあまりの綱渡りぶりに、自分でも確信が持てなくてぐらぐらしている感じだ。これが日本で働くってことなのか、この会社特有のやり方なのかは、よくわからないけど、とにかく年齢的にも仕事の責任的にも、今までのやり方を変えないといけないタイミングにきているのだと思う。

ここのところ、ドイツから帰ってきた友達、日本に戻りながらもまたドイツに戻っていった友達の最近の変化を聞くことが多くて、彼・彼女らの選択をみていると、いろいろ考えさせられることもある。わたしの場合は、ビザがまだ有効で、戻ろうと思ったら正直まだ戻れちゃう訳だけど、今のところ、ドイツでまた働くって選択肢は、こんだけ日本で必死に働いてても、まだない。まあ、わたしの場合は幸運なことに、日本にいても同じような仕事をさせてもらっているっていうことも、5年の滞在で自分の日本人さ加減をつくづく思い知ったってこともあるんだと思うけど、結局のところ、自分の感覚的にドイツに戻りたいって感覚がないのは、無意識のレベルで自分の中でそうゆう結論を出している、ということなんだと思う。

なんとなく、先に進まなきゃということだけは漠然とずっと思っていて、進む方向があっているのかは正直全然わかんないけど、昔はよかった的な方面に進むのだけはやめなきゃな、と自分に言い聞かせている。先へ先へ、と思いながら、日々ずんずん進んでいくのは大変なことも多いけど、毎日いろんなところにぶつかりながら、それでも前には進まなきゃな、と思って日々過ごしています。

とりあえず、2月にドイツ出張が決まったので、約2年ぶりのドイツ、ゆっくりいろんなことを考えられたらいいな。あの冷たい空気に再び触れたらわかること、なんとなくあるような気がする、たぶん。