nach dem 2 Jahren

ほぼ2年ぶりにドイツに行ってきました。展示会と研修と、お仕事ばっかりだったけど、いろいろ勉強になりました。行くまでは毎日ホーント大変で(週末も終電ギリギリまで働いた日々!)どうなることかと思ったけど、行ってよかったよ、ドイツ。
またしばらくがんばろう、とおもいました。単純に。ほんとに。


2009年の4月にフランクフルトの街を離れた時は、まさかこんな形で戻ってくることになるとは思ってもみなくて、まずは変わらずドイツブランドの仕事をさせてもらっていること、こうやって機会をもらってドイツにいかせてもらってることに感謝しなくちゃいけないなーと思う。

勝手知ったるフランクフルトの街も、2年のあいだにいろいろ変わってた。ドイツは比較的変わらない街と思っていたけれど、最終日にようやく少し街をみることができて、思い出の場所をふらふら回ったのだけれど、Schweizerplatzのあたりも、住んでいたWestendの地域も、いろんなところが変わったな、と思った。それから自分のあまりの記憶力のなさにも!

はじめてじっくりみたニュルンベルクの街は、思ったよりずっとおもしろくて。わたしは南ドイツのトラッドな町よりも東ドイツや北ドイツのゴツゴツした雰囲気がすきなんだとずっと思っていたけれど、行ってみたら案外たのしかった。まちの人があったかくて、会社のひともみんなあったかくて。中世の雰囲気のしっかり残った街の空気も好きだし、ものづくりの現場をしっかりみて、プロフェッショナルな仕事を目の当たりにして、その姿勢はやっぱりいいなあと思ったし、こうゆうスノッブな豊かさみたいなものって、南ドイツならではだとおもう。

でも10日あまり過ごしてわかったのは、やっぱり日本に帰ってよかったな、ということ。ドイツで5年も働いていた自分のメンタルの強さに今の自分がびっくりしちゃうくらい、はやく日本に帰りたいなあと思いながらすごしていた。それは日本にたくさんの仲間ができて、忙しすぎる仕事もあって、家族やともだちも日本にたくさんいることを改めて思ったからで、そうゆうなかで今の自分が何とかやってこれているんだな、としみじみ思う。わたしのドイツビザは3月で切れようとしていて、日本でつらくなったらドイツにかえればいい、とそれを心の保険のようなものにしてきたけれど、今回の滞在ではっきりと、やっぱりわたしは日本で生活するべきだなと思った。その節目のようなものをかんじられたことは、本当に来てよかった。

どこにいても、何をしていても、ある程度の不満や変化願望みたいなものはあって、そのなかでなんとかやり過ごしていくものだと思うけれど、単純だけど、今のわたしにはこれしかないな、というようなものはなんとなくつかめたような気がする。仕事だけでいえば、ほんとうに足りないことばかりだし、自分の至らなさに日々打ちのめされるばかりだけど、やるしかないな、という覚悟のようなものはすこしは見えたのかな、たぶん。あと、いつの間にかすっかり日本に染まってしまった自分の立ち位置のようなものもちょっとは見直せたような気がしてる。仕事とプライベートのメリハリをしっかりと、それだけはちゃんとやりたい、ほんとに。

さて、帰ったらまた展示会です。くったくたになって帰って、まだまだ仕事だけど、もうちょっとがんばろう。迷ったら前にすすむしかないって、なんとなく、いまはそんな気がしてる。