『(500)日のサマー』

           
もうずーっと観にいきたかった、『(500)日のサマー』をようやく観てきました。

なんだろう、甘くてせつなくて、エキセントリックでドリーミングで、ちょっとほろ苦くて、とにかくキュートでかわいらしい話だったなあー。ほんわかしちゃった。

ホントにアメリカ映画なの?ってくらい、運命を信じる男子と、不思議ちゃん女子の、恋がはじまるまでのプロセスが、あくまで男子(乙女寄り)目線で丁寧に描かれていて、初期特有のドキドキ感とか、IKEAデートとか、お気に入りの公園を案内するところとか、トムと一緒になってキラキラしちゃう。サマー役のズーイー・デジャネルも超かわいいの。

もうとにかく主人公・トムの発想がすっごい女子で(笑)、わかるよーって共感したり、苦笑しちゃったり、失恋のみっともなさに切なくなったり。ちょっと男子版アメリみたいな感じなんだけど、女子のほうが地に足ついてるってところが、2010年ぽくて、逆にリアルだなーと思う。

下手するとモサい話になっちゃうところを、軽妙洒脱に、品よくまとめていて、俳優さんも衣装もインテリアも、ちょっとレトロでクラシックな感じが、絶妙なサジ加減。

音楽もセンスよくって秀悦なので、よかったらぜひ。きゅん。