こればっかりは映画館でみたいよねってことで一致して、ひさびさギンレイヘ。明治時代の話なのに浅野さんがやたら現代イントネーションでしゃべることとか、かんじんの
剣岳にのぼってからの拍子ぬけ具合とか、最後の錫杖のくだりとか、ちょこちょこ説明不足なかんじがして、あれれ、と感じてしまうところはあるけれど、やっぱりさすがの映像美だったし、この見るからに過酷なロケをのりきったスタッフキャストのみなさんにはただただ感服して、ひょええええと思いながらみた。
舞台挨拶を観にいって以来のDVDでふたたび。はなめちゃんもかわいいし、実はやさしいパンクのガスさんもいいし、何より見終わってほわっとする。はちゃめちゃゆえのパワーみたいのがやっぱりあって、何度も観返したい、だいすきな映画。
これもDVDで。藝大生らしいフレッシュさと頭でっかちさ、オマージュや理論、
フレームワークやセリフの選び方、音とライティング、どれもいわゆる今までのセールスありきな伊坂映画と違う肌触りなので、もう全然ちがう話のようにみえる。でもそうゆうアンバランスさやザラッとした感じが思ったほど嫌じゃなくて。クリーム
ソーダの黒沢さん、シュールでかわいらしくて、アートワークも質感もセンスよかったな。バジェット低くても、技術が稚拙でも、面白いものはちゃんと作れるのだ。