借り暮らしのアリエッティ

Wald9で。深い森を抜けると古い洋館があって、品のいいおばあちゃんがいて、ファンタジーが起こる、いろんなジブリのどこかでみたような設定だなあと思いながら観はじめたんだけど、気を衒ってない、いい作品だった。借り暮らしってつまりは窃盗よねとか、アリエッティから見た翔さんは巨大すぎて怖すぎやしませんかとか、いろいろ突っ込みどころはあるんだけど、主題歌が外人さんだからかなあ、作品の雰囲気を崩さない不思議な安定感があって。無口なお父さんがかっこよすぎるのと、主人公のふたりがさわやかすぎるのと。見終わったあとにスーッとした爽涼感が残る、不思議な物語でした。