10月のえいがとかほんとか

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)

大好きなミランダ・ジュライの処女小説。ペーパーバックをザセツしたので日本語で再読中。まだ全部読んでないけど(わたしに時間をください)、じっくり時間をかけて味わいたい感じ。岸本さんの翻訳がすごく評判いいんだけど、belongを似合う、って訳すあたりがもう。刹那だけど今っぽい、みたいな感覚を切り取るのがすごく巧くて、それをまた独特の表現で言い得るところが、にくたらしくておもしろい。

絶対製造工場 (平凡社ライブラリー)

絶対製造工場 (平凡社ライブラリー)

チャペックだいすき。チェコに行ったらチャペックとカフカめぐりという根暗なわたしです。このぶっとんだ世界観、ちょっとかわいくて、ちょっと不気味で、ちょっと皮肉っぽくて、好きなんだよなあ。またチェコに行きたくなってしまった。

ソラニン スタンダード・エディション [DVD]

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途中まであまり世界に入り込めなくて、ぼんやりみていた。残念だけど、わたしの中のこうゆうもやっとした時間はもう終わっちゃったのかもしれないなあ。青臭さがひりひりして、モラトリアムな感じがもどかしくて。すごく短い時間を切り取ったような、ひりひりした映画。でも宮崎あおいの歌うシーンはさすがにじわっときたな。